今回、クロスバイクの使い方はどんな予定でしょうか?
恐らく、
- 通勤
- 運動・ダイエット
- 街乗り
のいずれかかに当てはまるのではないでしょうか?
通勤目的なら走行性重視
通勤目的でしたら道にもよりますが、片道10kmだとクロスバイクで30分くらいかかります。10km以上でも通勤は可能ですが、クロスバイクよりもロードバイクの方が快適なので、ロードバイクが欲しくなってくると思います。
とはいえロードバイクの方が高価ですので悩みどころですが、ロードバイクを買ってもいいかなという気持ちがある方はロードバイクをお勧めします。
ただ、私もそうでしたが「いきなりロードバイクはちょっと。。。」という方は、走行性に定評があるロードバイクメーカーのクロスバイクが良いでしょう。中でも、おすすめなのがCannondale(キャノンデール)、TREK(トレック)、ANCHOR(アンカー)あたりです。他のメーカーよりも高いですが、走りが断然違うのでコストパフォーマンスは悪くありません。また、乗っている人も少ないので優越感も味わえます(笑)
なお、近所のホームセンターや商店街・ショッピングセンターにある1~3万円程度のクロスバイクは走りがまったく違うので絶対にやめましょう。
運動・ダイエット目的ならコストパフォーマンス
ダイエットなど運動目的も通勤と同様に走行性が大事なので、キャノンデールやトレックなどがおすすめですが、趣味にそこまでお金をかけられないということであれば、少し安いGIANT(ジャイアント)やMerida(メリダ)などもおすすめです。
ジャイアントは多くのメーカーのOEM生産をしているのでブランドイメージは劣りますが、性能は決して悪くなく価格も安いのでコストパフォーマンスが良いのが特徴です。
安いし多くのショップで販売されてるのでユーザーが非常に多く、街中でもよく見ます。そのため、ジャイアント=安い=素人という偏見もあるのも事実。GIANTはシンプルで無骨なデザインなので女性好みではありません。
デザインを気にする方はBIANCHI(ビアンキ)が良いかもしれません。ただ、ビアンキはジャイアントと比べると価格が高いですがデザインが人気あるので、街中でもそれなりに見かけます。
とてもおしゃれなのですが、大半が「チェレステ」カラーなので、丸被りする可能性が高いです。
2種類のタイプから選べるビアンキ
各メーカーはだいたい1種類のモデルで価格帯を複数用意しているのですが、ビアンキの場合は用途に合わせて2種類のクロスバイクが販売されています。
ロードバイクに近いローマ
ローマは以前から発売されていたモデルで、どちらかというとロードバイクのように速く快適に走るモデルです。そのため各パーツもロードバイクで使われるものに近いです。
メリットは速く走れたり、加減速もしやすいのですが、デメリットとして段差に弱く、後述するC-SPORTと比べるとパンクもしやすいです。
街乗りや遊びに適したC-SPORT
もう1つがC-SPORTというモデルです。以前はカメレオンテと呼ばれていましたが、マウンテンバイクの要素を取り入れて、走りの快適さよりも安定性や段差などにも耐えられるのが特徴です。
メリットはタイヤが太いのでちょっとした段差や階段、砂利道なども問題なく走れます。デメリットはローマと比べるとスピードがでないので、1度に5kmや10kmも走る場合はローマのほうが良いでしょう。
クロスバイクを専門店で買うのをおすすめする理由
近所のホームセンターやショッピングセンターなどで安いクロスバイクが販売されていますが、そういった安いクロスバイクはおすすめしませんし、そういったクロスバイクを扱っているお店で買うのもおすすめしません。
クロスバイクはママチャリとはまったくの別物でロードバイクと同じように適正サイズや乗り方、メンテナンスなどが必要です。そして、メーカーによっても特性が異なります。安いクロスバイクを扱っているお店ではそういった違いを知らないし、サイズの合わせ方やメンテナンス方法も詳しくありません。
専門店は入るのに敷居が高く、値引きもしないので価格も高いかもしれませんが、メンテナンスを無料でしてくれたり、商品選びの際も適正なアドバイスをしてくれます(私の場合も価格の高いQuick4ではなく安いQuick5をすすめてくれました)。
安い店で買ったものの自分に合わなくて乗らなくなったり、メンテナンスをしなかったために故障したりして、結局無駄にしてしまった人も私の周りに結構います。
専門店で買った人の方が長く乗りつづけたり、ロードバイクに鞍替えしたりして満足しています。
という事で、価格やデザインだけに惑わされずにきちんと選ぶ事をおすすめします。
将来を考えてのクロスバイク選び
長くもしくは速く走るのが目的であれば、半年~1年くらい乗り続けているとクロスバイクをカスタマイズしたくなってきます。
ハンドルやサドルの位置を変えたりするのはコストはかかりませんが、ハンドルを短くしたり、タイヤやホイールを買い換えるとなるとそれなりにコストがかかってきます。タイヤは1本数千円くらいですが、ホイールともなれば1万円以上かかるケースもあります。
しかし、そこまでカスタマイズしてもロードバイク以上に速く快適には走れません。なので、クロスバイクのカスタマイズがしたくなったらお金をかけずにおこない、その分の予算をロードバイクに充てる事をお勧めします。
ちなみに私はCannondaleのQuick4とQuick5で悩みました。Quick4とQuick5の価格差は2万円で、大きな違いはフロントのフォークブレード(前輪のタイヤと本体をつなぐフレーム部分)の素材でした。価格が高いQuick4の方が衝撃を吸収しやすいのですが、通勤程度で衝撃を吸収する必要性は無いかなと思ったので(店員にもアドバイスもらいました)Quick5にして、その分をタイヤや次のロードバイクの費用に充てました。
ジャイアントであれば10万円くらいからロードバイクがあり、型落ちなどであれば10万円を切るケースもよくあります。
まずは、手頃なクロスバイクで自分の用途を知るのが良いかと思います。
追記
新しいクロスバイクの購入ポイント「ハンドルの高さでクロスバイクの乗り方が変わります」を作成しました。
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