ルイス・エンリケの株を下げた理由【第30節】バルセロナvsセルタ

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バルセロナ 3-0 セルタ

6分 1-0 ネイマール 30分 2-0 メッシ 67分 3-0 ネイマール バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのセルタ戦を3-0で制し、カンプ・ノウでのリーガ通算1000勝目を挙げた。 前回のセルタホームでの対戦でも0-3でバルセロナが勝利したが、このときは点差ほどの開きは無かった。しかし、今日の試合はバルセロナが点差以上の強さを見せた、というよりもセルタが強みを自分たちで消してしまった。

ポリシーを曲げてまさかのシステム変更

セルタは中心選手のラフィーニャやクローン・デリが欠場のため中盤で満足のいく構成が組めなかった。そのためかシステムもこれまで結果が出なくても継続してきた4-3-3ではなく、CBを3人にした5-3-2に変更。FWはエースのシャルレス、ノリートらではなく、サンティ・ミナ、アウグスト・フェルナンデスらを起用し、超守備的な布陣で挑んだ。

超守備的でも失点した理由

とにかく守ってカウンター勝負の狙いだったセルタ。実際、守ってからはバルセロナの穴である両サイドの前線にロングボールを送ってチャンスを作ろうとしていた。ここまでは計画通りだったが、開始早々にネイマールにゴールを許してゲームプランが崩れてしまった。 バルセロナ対策としてはサイドを捨てて中央に絞り込んで自陣深く守るのが鉄則だが、5バックにしたことで、ネイマールとサンチェスの両サイドの突破は防げたが、3人のCBがメッシのマークをあいまいにしてしまった。 さらに、バルセロナの中盤+両SBの5人の対策も本来であれば、中盤の3人+両サイドのFWも含めた5人で守るのだが、中盤の3人だけでしなければならなくなり、イニエスタらを中央でフリーにしてしまい、スルーパスを通されてしまった。 タラレバだが、いつもの4-3-3をベースにした4-5-1にして、過去にモウリーニョがレアル・マドリード時代にとっていたような中盤潰しでバルセロナに対抗した方が中盤で好きに回されずに良かったのではないだろうか。

今日の試合が今シーズン、将来に影響する

これまで4-3-3で攻撃的に戦う信念を頑なに守り続けてきたルイス・エンリケ監督は、その継続性がチームに浸透して後に結果が出てきた。その姿勢が評価されてきたのだが、相手がバルセロナとはいえ信念を曲げたうえに完敗ということで、彼の評価が落ちただけでなく、今後の戦い方で選手たちが疑念を抱き、その結果チームが崩壊する可能性もある。 守備的に戦うか、攻撃的に戦うか、チーム内で認識が統一されていないと、システムのバランスが崩れてDFラインと中盤に間が空いたりして失点してしまう事もある。 これまでのように攻撃的な姿勢を続けたいところだが、ゲームを作れるラフィーニャは怪我でまだ復帰できない。 ルイス・エンリケ監督の今後の采配が気になる。 [amazonjs asin=”4408454680″ locale=”JP” title=”徹底図解! 誰でもよくわかる サッカー戦術、フォーメーション事典 (LEVEL UP BOOK)”]]]>

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