実力が集中力を上回る【第14節】アルメリアvsレアル・マドリード

リーガエスパニョーラ

アルメリア 0-5 レアル・マドリード

3分 クリスティアーノ・ロナウド
61分 ベンゼマ
72分 ベイル
75分 イスコ
81分 モラタ

チームに勢いが出てきているレアル・マドリード。その要因はロナウド、ベイル、ベンゼマの3トップが自由にプレーできるようになっているからだろう。この試合でも3人が連携しているというよりも、イスコやシャビ・アロンソ、イジャラメンディの中盤が彼らがプレーしやすいようにフォローしているのが目についた。

アルメリアもGKエステバンが何度もピンチを防いだが、守備陣のサポートが足りずに最後は力尽きた。

【勝負の分かれ目】中盤サイドの守備の脆さ

レアル・マドリードの先制点は右サイドからイスコが上げたアーリークロスにクリスティアーノ・ロナウドにアシストし、2点目は途中出場のヘセが左サイドからドリブルで切れ込み中央のベンゼマへアシストをしているように、どちらも中盤でのサイドから崩されている。

これは4-1-4-1の布陣を敷いていたアルメリアの両SBがクリスティアーノ・ロナウドやベイルのマークで押し下げられ、SHのスソやビタルはアルベロアやカルバハルのマークに付いていたため、中盤のサイドが空いてしまい、イスコや中盤に下がったときのロナウドやヘセなどをフリーにしてしまっていた。
CBが本職のペジェラーノを中盤の底に据えていたため、上手く機能していなかったのが原因だろう。2点差にされた後にペジェラーノに代えてテバルを投入したものの時すでに遅しといったところだった。

【アルメリアの改善点】

この試合では中盤やDFラインから前線や逆サイドへの展開が無く、後ろに下げることが多かったため、劣勢に回ってしまった。ペジェラーノを中盤の底に置いて守備を強化するつもりだったが、イスコを止められず、攻撃でも消極的なプレーが目立ち、攻撃の芽を自ら潰していた。

FWロドリは得点力もあり、前線でもキープができる。また右サイドのスソはドリブル突破ができ、左サイドのビタルは運動量が豊富でDFラインの裏へ飛び出してシュートチャンスを作れる。
彼らを生かすためにも、4-1-4-1にするよりも4-2-3-1にして、中盤の底に攻撃の起点となれる選手を置くべきだろう。

【レアル・マドリードの改善点】

大量得点を奪って勝利しているものの、前線の3トップの連携が機能しているわけではなく、個の力でねじ伏せているのが現状だ。事実、クリスティアーノ・ロナウドは遅攻の際はボールを求めて味方がいるスペースへ動き、空いたスペースを誰かが入るわけでもない。そのため、前半のように相手守備陣に集中力や体力が残っている状況ではなかなか崩せない。

これを改善するには誰を軸にするのかを明確にする必要がある。現時点ではクリスティアーノ・ロナウドがその役になるだろうが、そうなったときにベンゼマやベイル(特にベンゼマ)が脇役を担えるかが心配だ。まだモラタのほうが遂行できる可能性は高いだろう。

ただ、クリスティアーノ・ロナウドが負傷で途中交代したことから、今後欠場が続くようであれば、ベンゼマを軸に据えてベイルとの連携を強化させることで攻撃陣がより良くなる可能性がある。

これでクリスティアーノ・ロナウドが欠場した際に攻撃陣が良くなると、その後、彼が復帰した際にどうなるか?アンチェロッティ監督の采配に注目である。

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