紅葉狩りで有名な養老渓谷 都心から近い田舎の千葉県だけあって、自然の観光スポットは結構あります。なかでも紅葉狩りで有名なのが千葉県市原市と大多喜町にまたがる養老渓谷。北関東では11月頃にピークを迎えるのに対して、養老渓谷では11月末~12月上旬がピークとなるので、かなりの観光客でにぎわいます。 また、渓谷と名がつくだけあって、滝や川も綺麗なのでトレッキングや水遊び、渓流釣り、バーベキューなどのアウトドアレジャーも楽しめるのは、地元の人以外にはあまり知られていない穴場です。 さらに、2015年からは里山トロッコ列車も開通したので注目が集まっています。 養老渓谷とひとくくりにしていますが、「小沢又の滝」や「金神の滝」、「万代の滝」、「粟又の滝」など滝や紅葉狩りで有名な梅ヶ瀬渓谷などがある地域の総称で、すべて回ると40㎞くらいになります。 一部はトレッキングコースだったりするので、すべてを自転車で走ることはできませんがライドするにも自然の中を走り、適度なアップダウンもあるのでロードバイクでもかなり楽しめます。
養老渓谷までのルート
養老渓谷駅はJR内房線の五井駅から出ている小湊鉄道にあります。この小湊鉄道沿いに走っていくと養老渓谷駅まで片道約33㎞なので、都内から五井駅まで輪行して、五井駅から養老渓谷まで往復するのが一般的です。養老渓谷へはアクアラインルートがおすすめ
ですが、私のおすすめはアクアラインの高速バスを使った輪行です。品川駅、新宿駅、東京駅などから袖ヶ浦バスターミナルや木更津駅へ高速バスが出ています。袖ヶ浦バスターミナル
木更津駅
新宿や品川から袖ヶ浦バスターミナルへは約50分で行けて、しかも必ず座れて(満席だと次のバスまで待たなければなりませんがだいたい20分間隔で出ています)、ロードバイクは高速バスの下の荷物入れに入れるのでとても快適です。 荷物が動くのが心配な人はS字フックや長めのロープを持参してバスの柱に縛り付けておくと良いでしょう。 袖ヶ浦バスターミナルや木更津駅から養老渓谷駅までは約33㎞で五井駅から行くのとほぼ同じで、木更津駅から行く場合は鉄道マニアには有名な「鉄子の旅」の第1話に出てくる久留里線沿いを走っていくので、電車好きな人にはさらにおすすめです。 秋なら大福山、夏なら粟又の滝がおすすめ 養老渓谷は全部回ると40㎞くらいあると書きましたが、すべて回るのはなかなか大変です。そこでおすすめしたいのが季節によってルートを変えるパターンです。夏に粟又の滝でかき氷
GWと7~9月に行く方には粟又の滝がおすすめです。理由は粟又の滝ではなく、粟又の滝のすぐそばにある「山猫」のかき氷が絶品だからです。粟又の滝
粟又の滝へは養老渓谷駅からひたすら道沿いに約7Km進んだところにあります。 養老渓谷へ向かう看板通りに進むと、「こんな坂を帰りに上るのは嫌だな」と思えるほどの激坂を下ると、旅館「喜代元」が右手に見えます。








山猫のかき氷は蜜が凄い
山猫のかき氷はGW中と7月~9月の期間限定で、時期によって蜜も異なります。


秋は大福山展望台で紅葉狩り
山猫が季節限定なので、秋は大福山展望台で紅葉狩りがおすすめです。大福山展望台
大福山展望台へは、養老渓谷駅から踏切をわたり裏側へ出ます。そのまま道なりに約5㎞上ると右側に「展望台入り口」の柱と細い道が見えますので、そこからは歩いて上がりましょう。