ニュージーランドでワーホリ失敗例(すぐ帰国した現役大学生)
ワーキングホリデーの失敗例を書く理由
私の家にはワーホリや留学生をフラットメイト(日本で言うシェアハウス)として受けて入れて数年が経ちました。その中でいろいろな人がいたのですが、ワーキングホリデー(ワーホリ)期間を最後まで使って仕事や旅行を楽しんだ人もいれば、逆にわずか数ヶ月で帰国した人もいました。
ワーホリは人生で1回しか使えないし30歳までしか使えない、という限られたビザなので、無駄にはしたくはありませんよね?その機会を無駄にしてもらいたくないので、失敗例を書く事にしました。
私の家に来た人たちの中から、今回はワーホリを途中リタイヤしたA君について紹介したいと思います。
現役大学生が語学学校3ヶ月通学
A君は当時大学3年生で、3年生の秋にニュージーランドへ彼女と一緒にワーホリへ来ました。最初の3ヶ月はクライストチャーチの語学学校に3ヶ月通いました。
何人ものワーホリを見てきましたが、現役大学生がワーホリに来て語学学校に通うほど無駄なことはありません。「大学生なら時間がたくさんあるので、日本にいる間に学んでおけば良いのに」といつも思います。
それと彼ら、彼女らの多くに共通しているのは、学校を卒業しても英語力はたかが知れてて仕事には使えない、ということです。
話を戻して、A君はA君だけオークランドに移動して私の家に住むことになり、彼女はそのままクライストチャーチに残っていました。この時点でA君はは仕事は決まっていなかったので、仕事探しから始まります。
近所の日本食レストランで週5勤務
幸運(?)にも就活数日目に私の家から徒歩5分のところにある日本食レストランでバイトすることになりました。しかし、そのお店の店員ほぼ全員日本人で担当は厨房。つまり、英語を話す機会がまったくありません。
しかも、週5で昼間と夜の両方とも勤務だったので、朝11時前に家を出て、ランチタイム後に1度帰宅して、夕方また出勤して、夜10時頃に帰宅。まかないがでるので食事をすることもなく部屋にこもって、SNSやYoutubeを楽しむ生活でした。
しかもオークランドへ来たばかりなのでそもそも友達がいないし、 休みも平日しか無いので友達と外出もできませんでした。結局英語を話す機会が全くありませんでした。
わずか4ヶ月で帰国。理由は「退屈」
語学留学3ヶ月のあと、オークランドへ来て我が家に住み始めて1ヶ月後のある日。「彼女と一緒に帰国することに決めました」と連絡がありました。
私は止める気は全くありませんでしたが、あまりにも早いことだったので理由を聞きました。すると、
「ニュージーランドは退屈だから」
ということでした。たしかにニュージーランドは退屈で、しかも若者が楽しめるような場所は無いに等しいです。車がなければショッピングモールへ行くのも面倒です。だから彼の気持ちも理解できたので、「たしかに退屈だよね」と答えるだけにしました。
ニュージーランドにエンタメや刺激を求めてはいけない
ニュージーランドという国は日本と比べると遊べるところも少ないです。下の写真がニュージーランド最大の都市オークランドですが、オークランドの中心地以外では夜10時には大抵のお店は閉まってしまいます。そのため、夜遊びも一部の地域を除きほとんどありません。
なので、ワーホリの職場で盛り上がるか、Meet upなどのイベントに参加しないとなかなか遊べる機会がありません。
ニュージーランドと言えば「自然宝庫」を連想すると思いますが、半分は当たってて、オークランドも2ヶ月住んでいたらある程度の名所やスポットを制覇できて飽きてしまいます。
そういった点で20歳前後の若者にはニュージーランドはとても退屈な国です。だから、よっぽど強い思い入れがない限り20代前半にニュージーランドへワーキングホリデーに来るのはおすすめしません。
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