スコットランド最古のウイスキー「ボウモア」
スコットランド西南、ヘブリーズ諸島の最南端に位置する日本の淡路島よりわずかに大きいアイラ島。1779年、地元商人だったデビッド・シンプソンによってこの島で最初に作られた蒸留所が「ボウモア」蒸留所です。
ボウモア人気の理由は癖がない香り
アイラ島はウイスキーづくりの為だけに存在しているような小さな島で、その後いくつも蒸留所が作られ、磯の香りがする独特なウイスキーができました。
ゲール語で「大きな岩礁」という意味を持つ「ボウモア」は風が強い日には蒸溜所はまとも波しぶきを受け、この影響で蒸溜所内は潮の香りに満ちています。特に「第1貯蔵庫」は海抜ゼロメートルに位置しており、海の香りを呼吸しながら熟成されるボウモアは、「アイラモルトの女王」とも呼ばれる気品あふれる香りが特徴です。
アイラ島をはじめ、スコッチ・ウイスキーは日本のウイスキーと比べてドライなスモーキー感が特徴で、よく「正露丸」などにもたとえられます。その独特さからウイスキーに慣れていない人が飲むと嫌いになるという話もよく聞きます。ですが、ボウモアはスコッチ・ウイスキーの中でもスモーキー感が薄くフルーティさもあるので、比較的飲みやすいのが特徴です。
なので、ほかのシンプルなウイスキーから始めて、ウイスキーに慣れてからボウモアを飲むのがおすすめです。
ボウモアは種類が豊富!まずは12年を
「ボウモア」と書いていますが、ボウモアにも種類があります。「12年」や「15年」、「18年」、「25年」といった熟成期間別でわかれており、価格はもちろん、色や香り、味、アルコール度数も違います。
また、「レジェンド」、「サーフ」、「エニグマ」といったものもありますがこれらは熟成期間は不明なので、まずはお求め安い「12年」がおすすめです。
ボウモアの飲み方は慣れるまで水割り
マッカランは何でもOK、
山崎はストレートかロックと紹介しました。
それに対してボウモアらしさを味わうにはストレートが良いのですが、癖が強いので最初のうちは水割りやハイボールがおすすめです。慣れてきたら少しずつ味わいながら飲むのが良いでしょう。ボウモアを少しずつ味わいながら飲んでいる人を見かけたら「
あ、この人、ボウモアを知ってるなぁ」と。
ボウモアとマッカラン、山崎との違い
ボウモアというよりスコッチウイスキー自体が他のウイスキーと比べて独特なので、マッカランやフェイマスグラウスといったオールラウンダー、万人受けしやすいウイスキーよりも、山崎が好きという人がボウモアを好むと思います。
そして独特な味わいを持つボウモアを気に入る人はスコッチウイスキーにはまりだしてしまい、この独特さが止められないそうです。もうそうなったらスコッチウイスキー沼にハマっていくでしょう。
ボウモアのポイントをおさらい
最後に、もう1度「ボウモア」のおすすめポイントです。すすめる3つの理由をもう1度おさらいします。
- スコッチウイスキーの中で比較的癖が無いの登竜門として最適
- 水割り、ハイボールで味わえる
- まずは高すぎない12年から
マッカランや山崎で次のウイスキーを探している人にはおすすめです!!
悩む前にボウモアを飲んでみましょう!!
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