落ちの無い漫才は関西人の世間話と同じ

遊び

芝浜からもわかる落語の落ちの魅力

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「年末の落語の演目といえば?」とアンケートをとれば、おそらく1位になるのが「芝浜」でしょう。
その芝浜を現代でもっとも上手にできる落語家といえば故立川談志師匠で、今はその愛弟子の立川談春師匠といっても過言ではないでしょう。

芝浜の魅力は妻の酒飲みで仕事をしない、それでも大好きな旦那への想いに尽きると想います。

芝浜のストーリーは、酒飲みで仕事をしなくなった魚屋の旦那が、年末に奥さんにたたき起こされて朝早く仕事に出かけたところ大金を拾うのですが、妻はそれを夢だと言ってお金を隠します。それ以降、旦那は酒を絶ってまじめに仕事をします。そして3年経った年末に妻は大金は夢ではなかったことを旦那に告白します。

そして、告白した妻が「お酒飲んでいいよ」と言い、旦那は飲もうとしますがが止めます。「また夢になるといけないから」と言って終わります。

詳細についてはYoutubeで「芝浜 立川談志」と検索すれば出てくるので、文章を読むよりも実際に談志師匠のはなしを聞いてもらったほうが良いと思います。

妻が旦那に大金を夢にしなければならなかった理由を語るシーンは多くの観客は涙します。ただ、落語は面白いものなので、涙だけで終わってしまってはなりません。そこで最後に、今回の話のきっかけとなった夢を酒を持って持ち出してくるところで、観客を唸らせるのです。

これは芝浜だけに限らず、有名な落語のほとんどはストーリー展開があって、最後の落ちに必要不可欠な流れになっています。

最近の漫才はボケとツッコミの連続がすべて

THE MANZAIの出演者のほとんどはひたすらボケとツッコミの連続でした。
ひとつひとつのボケとツッコミは捻ったボケと軽快なツッコミで面白かったです。しかし、最後は持ち時間が来たからおしまいという感じで、ストーリーはどうでも良いものばかり。
ひたすらボケて突っ込んだコンビが勝ちやすいのかなぁと感じました。

その中で優勝したウーマンラッシュアワーは、村本が相方の中川パラダイスを落とし込んで何度もけなすのが他のコンビのボケとツッコミに相当するのでしょう。
そして、最後にはそんな相方を相方にする自分がすばらしいことをアピールして終わるのですが、そこには村本自身がクズ芸人であるというバックグラウンドがあるので見事な落ちとして成立したのかなと感じました。

落ちがすばらしいナイツ

漫才で散々笑わせて最後には「おぉっ」と観客を唸らせるのはナイツではないでしょうか?
話の途中で落ちに使う情報をいろいろと入れておいて最後にその情報を使って落とすことで、落ちに必要な情報に疎い人でも落ちがわかるようにするストーリーが本当に優れています。

芸人の面白さは十人十色だと思いますが、漫才日本一を決めるイベントではしっかりと落ちがあってほしいなぁと思いました。

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