Jupyter Notebookがショートカットアイコンから起動しない
Jupyter Notebookが起動しない Pythonでデータ分析をしている方はJupyter Notebookを1度は目にしたことがあると思います。詳しい使い方などは省略しますのでGoogleにて調べてみてください。 今回はWindowsでこのJupyterNotebookが起動しない場合の解決策について紹介します。 まず、Jupyter Notebookの起動方法としていくつかあります。 Anaconda Navigaorから起動
まず代表的な方法から紹介します。 Windowsのスタートメニュー→AnacondaX(※Xはバージョンの数字)→Anaconda Navigatorを選択します。 するとAnaconda Navigatorが起動するので、その中にある「Notebook」とかかれた枠にある「Launch」ボタンをクリックするとJupyter Notebookが起動します。
Windowのショートカット
もう1つの方法がWindowsのメニューにもあるショートカットからの起動です。 こちらも前述と同様にWindowsのスタートメニューから→AnacondaX(※Xはバージョンの数字)へ進み、「Jupyter Notebook」をクリックします。 通常ならこれでJupyter Notebookが起動されるはずなのですが、バージョンによっては起動しないことがあります。
起動しない原因はWindowsの文字数オーバー
Jupyter Notebookがこのショートカットから起動しない原因の1つにWindowsのパスの文字数制限があります。 Windowsのスタートメニュー→AnacondaX→Jupyter Notebookで右クリックし、「その他」→「ファイルの場所を開く」をクリックします。 すると、エクスプローラーが起動して、Jupyter Notebookのショートカットアイコンが出てきます。それを右クリックして、「プロパティ」をクリックします。 プロパティのウィンドウが表示されますので「ショートカット」タブをクリックします。その中に「リンク先」という入力フォームがあります。 Jupyter Notebookが起動しない場合、ここをよく見ると下記のように途中で切れているのがわかります。これはWindowsの仕様でここに書けるのが255字が最大なようです。 ちなみに切れてしまったのは、”l\Continuum\miniconda3\Scripts\jupyter-notebook-script.py”になります。
C:\Users\user01\AppData\Local\Continuum\Anaconda3\python.exe C:\Users\user01\AppData\Local\Continuum\Anaconda3\cwp.py C:\Users\user01\AppData\Local\Continuum\Anaconda3 "C:/Users/user01/AppData/Local/Continuum/Anaconda3/python.exe" "C:/Users/user01/AppData/Loc
環境変数などで文字数を削減
解決策はいくつかありますが、一番手っ取り早いのが環境変数を使うことです。 今回の場合は%localappdata%を使います。 %localappdata%は通常「C:\Users\user01\AppData\Local」を格納しているので、今回の場合は下記のように書き換えます。
%localappdata%\Continuum\miniconda3\python.exe %LocalAppData%\Continuum\miniconda3\cwp.py %LocalAppData%\Continuum\miniconda3 "%LocalAppData%\Continuum\miniconda3\python.exe" "%LocalAppData%\Continuum\miniconda3\Scripts\jupyter-notebook-script.py"
これをリンク先のところに入れて保存をしてこのWindowを閉じます。 そして、Jupyter Notebookのショートカットアイコンをダブルクリックして起動すると、見事にブラウザが立ち上がりJupyter Notebookが起動します。
プログラムが起動しない時はリンク先の文字数を確認
今回はJupyter Notebookが起動しない原因について説明しましたが、Windowsのショートカットからプログラムが起動しない時はリンク先の文字数を疑うと良いでしょう。 ただし、逆に今までは問題なく起動していたのに、プロパティで他のことをしたあとに保存してしまうと、運が悪いとこのリンク先内の文字が切れてしまって次回以降起動しなくなる、ということもありますので気をつけてください。
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