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ステムの交換方法とよくある3つのトラブル解決法
ハンドル位置を変えるステム
ロードバイクに乗るときに自分の適正サイズを測ってから購入すると思いますが、乗っていて 「なんだかハンドルが近い(遠い)なぁ」とか「ハンドル位置を下げたい(上げたい)なぁ」と思ったことはありませんか? そんな時に使うのがステムです。ステムとは
フロントフォークの上端とハンドルバーの真ん中をつないでいるパイプ状の部品の事で、ハンドルの動きをフロントフォークを通して前輪に伝える役割があります。ステムの形状がフレームとハンドルバーの位置関係を決定し、素材はアルミ合金またはクロームモリブデン鋼が主流であるほか、ロードバイクにおいてはCFRP(カーボン繊維)を使用したものもあります。(引用元:Wikipedia) 「ノーマルステム」と「アヘッドステム」がありますが、ロードバイクに使われるのは「アヘッドステム」なので、ここでは「ステム」といったら「アヘッドステム」のを指します。
ステムの付け方
今回はCAAD10についていた80mmのステムから知人からもらったBontragerの110mmのステムに付け替えます。 124g→166gと42gも増えてしまいましたが、110mmが合えばもっと軽いステムを買う予定です。ステムキャップを外す
まずは、ステムの上についているステムキャップを六角レンチで緩めて外します。この時の締め付けの強さを覚えておくと最後に締め直す時の目安がわかります。 ステムの下に「プレッシャープラグ」という固定器具があるので、間違ってそっちを緩めないように気をつけてください。 ※レンチの太さが違ってプレッシャープラグの方が細いレンチを使います。ステムからハンドルを外す
次にステムからハンドルを外します。ステムには4本のネジで取り付けるケースが多いですが、普通に外してください。この時、ハンドルの角度とハンドルとステムが付いていた位置を覚えておきましょう。新たに取り付けるときに必要です。スペーサーとステムを取り外す
ステムキャップを外したら、続けてスペーサーとステムを取り外して、新しいステムを入れます。 その際、ステムの向きを間違えないようにしましょう。 ステムは先が下がる(下向き)に付けます。角度が7度くらいしか無いのでわかりづらいですが、下向きに付けるとステムとハンドルがほぼ水平になります。逆に付けるとかなり上向きになるので、間違えたときの方がわかりやすいでしょう。ステムにハンドルを付ける
ステムを取り付けたら、ハンドルをステムに取り付けます。ステムのハンドル側についているネジを外して、ハンドルを取り付けます。- ステムとハンドルの位置をまず確認します。
- 取り付け位置が決まったら軽く締めます。
- 角度を決めたらステムのネジをしっかり締めてハンドルを固定させます。
ステムキャップを付ける
最初に外したステムキャップを取り付けます。取り外した時に使った六角レンチで締めるだけです。締め付けの強さを忘れてしまった場合は、とりあえず力を入れずに回して回らなくなる程度から1/4回転程度回せば良いと思います。ステムキャップが締まらない
よくあるトラブルの1つに、ステムキャップが締まらずスカスカ回ってしまう事があります。これは、コラム(ステムの内側の筒)の内側にあるプレッシャープラグが外れている可能性があります。 取り外すとこんな感じです。 さらに緩めて分解するとこんな感じです。 ステムキャップを外す際に誤ってプレッシャープラグを外さないのが良いのですが、ステムの取り付け部分の高さ(ステムハイト)が変更前と変更後で異なる場合、スペーサーを変えたりしなければならず、それでも合わない場合はプレッシャープラグの位置を変えなければならないケースがあります。きしむ音がする
ステムを付け替えたところでさてライド!と思って坂道でダンシングしたりすると、フォークやハンドルあたりからきしむ音が聞こえてくることがあります。 これは、ステムやプレッシャープラグ、ハンドルの締め付けが弱い時に起きる事が多いです。フロントフォークがガタつく
2つ目にフロントフォークやハンドルがガタつく事があります。これも締め付けが原因ですが、場所ではなく締め付けの順序がポイントです。- フォークやステムに隙間ができないようにしっかりはめます。
- コラムスペーサーを入れ替えてステムの高さを合わせます。コラムよりもステムやスペーサーの方が1~3mm上に飛び出していないと締め付けが効かないので注意しましょう。
- ステムの向きを合わせてステムのネジを軽く締めます。ここで重要なのはステムの位置を固定出来る程度にだけネジを軽く締めることです。
- トップキャップについているネジをフォークとフレームの間のすき間がなく、がたつかなくなる程度に締めます。このとき手順2でステムのネジを強く締めてしまっていると、トップキャップのネジをしめてもがたつきはなおりません。
- ステムのネジをしっかり締める。
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