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SEO初心者が内部対策の前に知っておくべき事
初心者向けに体系的にSEOを学べる
最近のSEOは内部対策がより重視されています。その流れでタグの構成やコンテンツの量、キーワードの比率と「ページの書き方」、そしてコンテンツマーケティングと話題になっている「読者の関心を引き寄せ、ブランドロイヤリティを向上させる方法」などに注目が集まっています。 そういった手法ももちろん大切ですが、その前に考えなければならない「キーワードの選定」や「サイト構成」などサイトを作るにあたっての戦略をどのように立てていくべきか、その方法をまとめています。 SEOを真剣に取り組んだことがある人なら当然と思える内容ばかりですが、「いちばんやさしい」とタイトルにあるとおり、SEOをこれから始める人や体系的にSEOを学んでおきたい人、SEOをどの順番で進めていくべきかを理解したい人にとっては参考書的1冊としてとても役に立つ本です。いちばんやさしい新しいSEOの教本 目次
- SEOの目的と考え方を身に付けよう
- Webサイトの目的と訪問者の目的を考えよう
- 有効な検索キーワードを調査しよう
- 業種別に最適なサイト構成を考えよう
- 適切な内部対策でSEOの効果を高めよう
- 質の高い外部対策でWebサイトの価値を高めよう
- ソーシャルメディアからWebサイトに集客しよう
- 技術的な問題を解決して優れたWebサイトを目指そう
- SEOの効果を分析してさらなる改善を進めよう
本当にサイトに来てほしい顧客が検索するキーワードを選定する
商品やサービスの特徴やキャッチーなフレーズをキーワードにすることがあります。私の通販会社でもページ製作者がターゲットに刺さりそうなコピーをタイトルに入れています。 一見見栄えやかっこよく、かわいく聞こえるコピーでも、ウェブマスターツールなどで調べてもそのキーワードではまったく流入がありません。そのコピーはページを訪れた人には効果的かもしれませんが、集客の効果はゼロです。キーワードとコピーは別物です。キーワードは訪問者が使う言葉になっているか注意しましょう
訪問者のキーワードでないと検索されない
会社案内やWebサイトを作る際、自らの思いを込めて愛称をつけたり、見栄えや聞こえのいい言葉を使ったりしていませんか?訪問者は、あなたの決めた愛称や聞こえのいい言葉では検索しません。例えば「新鮮プリン」。とれたての新鮮なこだわり卵を使ったプリンはいかにもおいしそうですね。このプリンを紹介するページに「新鮮プリン」と書いてしまいそうです。ではGoogleで「プリン し」と入力してみてください。オートコンプリートで補完される候補に「プリン 新鮮」はありますか?逆に「新鮮 ぷ」と入力して「新鮮 プリン」はありますか?ないということは、このキーワードは、訪問者のキーワードではないということです。
ビッグキーワードの選定は比較的簡単なのですが、それではなかなかコンバージョンには結びつきにくいです。そして最近は「検索時の入力ワード数は2~3ワードが多い」という話も聞きます。 顧客が具体的に入力することが増えてきていますので、キーワードはビッグキーワードが良いというわけではなく、より具体的なキーワードにすることによって本当に来てほしい顧客を獲得することができます。キーワードの「濃さ」
キーワードによって目的を達成できる可能性が変わる
キーワードによって、「サイトの目的を達成してくれる確率」は変わります。「かぼちゃプリン お取り寄せ」はあなたのサイトにとって、「濃い」キーワードと言えます。逆に「プリン」を検索している人は、「プリンの通販」を探している人以外にも、「プリンの作り方」や「プリンの画像」を探している人も含んでいます。このような「薄い」キーワードは多くの人が検索している一方、情報を得るためのリサーチ段階であることも多く、サイトの目的を達成しないことがほとんどです。つまり、濃いキーワードは新規の顧客を獲得する上で非常に重要になります。
前述と重複しますが、自分の思い込みやふだん使っているという理由ではなく、ターゲットが使うキーワードを意識してキーワードを選んだり、ページを作ったりすることが重要です。サイトがターゲットとする訪問者を書き出しましょう。
ターゲットとなる訪問者はどんな人?
例えば、「レインブーツ」は女性のキーワード、「長靴」は男性のキーワード、と性別によっても使う言葉が異なることがあります。また数年前から流行しており、女性ならよく知っている「レギンス」は、昔からある「スパッツ」と形状はほぼ同じ商品ですが、「レギンス」はおしゃれ目的、「スパッツ」はスポーツ目的とニーズが異なります。サイトで扱っている商材やサービスにどんな訪問者がマッチするのか、サイトの向こうにどんなターゲットがいるか想定することで選ぶべきキーワードは異なります。
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