テーマ3 売上は伸びているのに、利益が残らない / 重点項目 07

07

クーポン利用者の売上は高い。だから効いている、と言えるのか。

クーポン利用者の客単価が高いのは、クーポンのおかげでしょうか。それとも、もともとよく買う人がクーポンを使っただけでしょうか。

クーポン効果の自己選択バイアス除去

売上値引き・送料粗利効いていない値引き売上は伸びても、粗利は残らない
支援の考え方を示す図解

なぜ見落とされるか

販促レポートが利用者ベースで作られる限り、値引きがなくても買っていた人が効果に含まれます。

放置すると

値引きがなくても買っていた層に原資を使い続け、粗利が静かに減ります。「クーポンは効いている」というレポートは、利用者ベースである限り常に正しく見えます。

何が分かるようになるか

1

値引きなしでも購入していたと推定される割合

2

値引きが実際に動かした購入

3

原資を振り向けるべき層

必要なデータ

既存データだけで分かること

クーポンの発行・利用ログと受注。

計測を足すと分かること

表示・非表示の割り当て(配信群の分割)。

追加データがあると分かること

顧客属性・購買履歴(類似顧客の比較精度を上げる場合)。

テーマ6

BigQuery で行うこと

顧客単位の購買履歴とクーポン接触を結合し、類似顧客同士の比較で効果を推定します。

なぜ画面では足りないのか
クーポン利用受注・粗利顧客 ID効いた効いていない先食い
支援の考え方を示す図解
電卓とレシートを手にした机打ち手は、理由が分かってから決める。
イメージ写真 / Karolina Grabowska(Pexels)。本人・顧客案件の写真ではありません。

打ち手の例

配布対象の絞り込み割引率の見直し非購入層への振り向け

広告運用・サイト改修・決済手段の追加を依頼範囲に含むか、相手側チームが行うかは個別に決めます。

成果の確かめ方

配信群と非配信群の粗利の差で判断する。季節性・キャンペーン・外部要因を除いたベースラインと比較する。単一期間の前後比較で判断しない。

初期診断で分かる範囲

クーポン利用者と非利用者の、利用前の購買履歴の差。

公開実装との接続

公開コードは実装の資料であり、顧客案件の成果ではありません。

相談

「データが揃っているか分からない」段階から、ご相談ください。

売上だけでは判断しづらい値引きや送料の条件を、利益が残るかを確かめるところから整理します。