しきい値で行が消える
少数のユーザーに関する行は表示されません。属性別・商品別に細かく見るほど、答えに必要な行から先に消えます。
テーマ6 支える層
BigQuery にイベント単位で出し、受注・広告費とつなぐ
GA4 は、画面で見る限り集計済みの数字しか返しません。BigQuery にイベント単位で出すと、受注・広告費・商品マスタと同じテーブルで扱えるようになり、初めて「なぜ」に答えられます。
初期診断について相談する少数のユーザーに関する行は表示されません。属性別・商品別に細かく見るほど、答えに必要な行から先に消えます。
期間を伸ばす、項目を細かくすると、推計値や「(other)」への丸めが起きます。検索語やランディングページの長い尾は画面に出ません。
受注ステータス、原価、送料実費、広告費、在庫、商品マスタ。売上・粗利の問いは、これらと GA4 を同じ行で見る必要があります。
ログイン ID を主キーにする、複数日の検討期間を1つの単位で扱う、といった自社の定義で見直せません。
イベント単位のデータは画面から一定期間で消えます。前年同期との比較、季節性の分解、長い購入間隔の分析ができません。
| 観点 | 画面で止まる理由 | BigQuery で出せる答え |
|---|---|---|
| 05 計測欠損 | 注文 ID 単位で受注と突合できない | 落ちている注文の属性別の割合 |
| 11 取りこぼしの切り分け | イベントの並び順を条件にできない | 再試行・決済手段変更のパターン件数 |
| 12 サイト内検索 | 検索語の尾が (other) に丸まる | ゼロ件語の全件と表記ゆれの統合 |
| 01 増分売上 | 広告費・地域と結合できない | 実験群・対照群の差 |
| 07 クーポン | 顧客単位の履歴と結合できない | 類似顧客比較による効果推定 |
| 03 チャネル別コホート | 獲得月×以後の購買を追えない | 粗利回収までの期間 |
| 04 既存顧客への無駄撃ち | 会員 ID と計測 ID を結合できない | 既存顧客に当たっている新規獲得広告の割合 |
| 16 ベースライン分解 | 保持期間を超える | 季節性・キャンペーンを除いた素の推移 |
売上改善だけでなく、起きた問題の切り分けも同じテーブルで行います。
| 症状 | 切り分ける候補 | 使うデータ |
|---|---|---|
| 売上が落ちた | 計測/流入/購入率/客単価/在庫/リリース | 観点 21 の結合表 |
| 特定デバイスだけ購入率が低い | 実装差/決済リダイレクト/表示崩れ | 観点 11・05 |
| 媒体の CV と受注が合わない | 二重計上/欠損/窓の違い/定義の違い | 観点 05・22 |
| 前年比が説明できない | 季節性/キャンペーン/計測変更/保持期間切れ | 観点 16 |
| 検索からの購入が減った | ゼロ件増加/表記ゆれ/カテゴリ変更 | 観点 12 |
画面では、答えに必要な行から消える。示せるのは手順と実装で、顧客案件での結果ではありません(3事例は生成データで検証し、技術記事と公開コードとして公開します)。
ec_demo n8n_autoupdate_caddy相談
別々の画面やデータでは答えられない問いを、何をつなげば確かめられるかから整理します。