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三線(三味線)を見た目と価格だけで選んではいけない3つの理由
三線工房での体験演奏で体感した音の響きの違い
IMG_6935 / mexican 2000 先日、宮古島で夫婦で三線を作っている三線工房「宮古島三線工房」さんで見学させてもらいました。完成品の説明はもちろん、作り方や素材へのこだわりなども教えてもらいました。 商品は値段も5万円~数十万円のものまで多数あり、いずれも丹精込めて丁寧な仕上がりになっていました。 試しに数十万円する三線を弾かせてもらったところ、- 高級漆器のような綺麗さ
- ずっしりと重い
- 音が鋭い
- 音がとにかく響く
価格と見た目で選んではいけない理由
今回、三線についていろいろと教えてもらい、その後いくつかのショップで安い三線を試し弾きさせてもらって、三線選びで実際に感じた事をまとめてみました。音は皮の素材で決まる
三線の部位については下の画像を参考にしてください。 三線の部位: 三線で最も重要なのはなんといっても音です! この音を出すのは弦ではなくて胴(チーガー)という丸い部分です。 この胴に貼られているのは天然の蛇皮ですが、この皮だけを綺麗に張ると振動が良くなるので、綺麗な音が出ます。 ですが、中には皮の裏に強化シートを張って2枚張りにしていたり、天然皮ではなく人工皮(というよりもシート)だけ張ってあるものもあります。 2枚張りだと弦を弾いた時の振動が鈍くなり音も悪くなり、人工皮ではそもそも音が違っています。音は皮の張る技術で決まる
三線の胴には上側と下側に分けて皮を張っています。良い音を出すためには- しっかり伸ばして張る
- 隙間が出ないように張る