Googleアナリティクスのチェックの工数削減に役立つカスタム・アラート
Googleアナリティクスでは、毎日チェックしなくても良いように、カスタムアラート機能があります。
これを設定しておけば、条件を満たすと定期的にメールが送られてきます。
アラートの周期を日、週、月単位と3種類の中から選べるのでリアルタイムではありませんが、何かあった時だけチェックをしたい、という時に非常に便利です。
カスタムアラートの運用する前の注意点
アラート自体はとても便利なのですが、下記が実際に送られてくるアラートメールなのですが、複数のアラートがまとめて送られてくるため、2つ問題があります。
Gmailなどでフィルターをかけにくい
Gmailではメールの差出人や件名、中身によってフィルターをかけることが可能です。複数のGAプロパティを管理している場合は、プロパティやアラート内容ごとに異なるフィルターを適用させたい事があります。
しかし、見てのとおり複数のアラートがまとめて届くので、「プロパティ1でアラートA」があったら、という条件を指定しようとしても、
- プロパティ1、アラートB
- プロパティ2、アラートA
が発生した場合にもこのフィルターが適用されてしまうので、このままではフィルターの作成が難しいです。
ビューの見分けがつかない
プロパティID、ビュー名、アラート名の表形式で送られてくるため、アラートを多くのビューに設定していると、どのビューによるアラートなのかがわかりにくいです。
さらに、この画像のように、ビュー名をデフォルトにしていると、どれがどのプロパティかさっぱり見当もつかず、結局1つ1つアクセスしないといけなくなり、手間がかかります。
カスタムアラートを上手に使いこなす
これらを防ぐための改善案を考えてみました。
ビュー名を分かりやすい名前に変更
一番簡単なのは、ドメイン名+ビューの目的です。
(例:abc.com All Data View、メインサイト User-ID View)
アラート名にドメイン名などを追加
これを行うと、同じ内アラート内容でも各ビューで個別にアラートを作成しなければならないので、作成の手間がかかります。
簡単なことなのでGoogleアナリティクスを使っている方は、ぜひカスタムアラートを活用して無駄な閲覧時間を減らしながらも、Googleアナリティクスを効率よく使ってみてください。
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