CAAD10にZONDAをつけてから1ヶ月以上が経ちました。あまりにも快適なので先月は2000km以上走っちゃいました。でも、振り返ってみると平坦ばかりで坂は上ってないことに気づきました。それと体重も減ってないどころか逆に増えているという事実も(涙)
ただただ、自分が坂が嫌いなだけなのですが、乗鞍ヒルクライムを6連覇した定年近い年齢ながらも現役で走る村山利夫さんの「ヒルクライムトレーニングの極意」を読んで、「ヒルクライムはパワーメーターとかなくても心拍計があればトレーニングができる」とあったので、 「そうだ、坂へ行こう!」 と感化されました。ただ、これが間違いの始まりだったのですが…。
「都民の森」という優しい名前に騙される
東京から行ける坂はいくつかあるのですが、どれもちょっと遠いですね。その中でも行きやすくて人気のある「都民の森」へ行ってみました。都民の森を選んだ理由は、
・急坂が少ないから挫折する可能性が低い
・いざとなったら武蔵五日市駅から電車で帰れる
・なんとなく優しい名前だから楽そう
要は思いついたからです。
都民の森までの険しい道のり
武蔵五日市駅までは多摩サイで省エネ
都心から輪行せずに自走で行く場合、新宿からでも40km以上あります。広くて走りやすい街道が無いと、武蔵五日市駅へ行くまでに脚を使いたくないので、
遠回りをしてでも多摩川サイクリングロードで睦橋まで出る方が肉体的にも精神的にも楽なので、これをオススメします。
まずは武蔵五日市駅を目指します。都心から向かうと睦橋通りの突き当たりが武蔵五日市駅になります。
ここまで自宅から約40km。この時点でもう帰っても良かったのですが「とりあえず行けるとこまで上ってみよう」と決意表明をしたら左折します。檜原街道をひたすら直進して9km先の檜原村役場を目指しますが、武蔵五日市駅から先はコンビニが2件くらいしかありませんので、早めに寄っておきましょう。
檜原村役場まではゆるやか
檜原村役場まではとてもゆるやかな上りが続きます。「こんなのが永遠と続けば楽なんだけど・・・」と思うけど、「そんな事はない、地獄はこれから」とこれから訪れる恐怖に若干おびえながら走ると、右手に檜原村役場が出てきます。
村役場にはおいしいケーキがあるということですが、往路で行くのは気が引けるのでここはスルー。
半分までは軽い上り下りの連続
檜原村役場を過ぎてからすぐに橘橋のT字路にぶつかるので、左折します。ここから都民の森まで21kmも残っています。
この先も斜度1~5%程度の緩やかな上り下りが9kmほど続き、「上川乗」のY字路で右に進みます。
ここからが地獄の始まりです。「上川乗」の交差点を過ぎてから斜度8~10%の上りが500mほど来ます。何とか乗り切ったかと思うと10%越えの斜度が何度もやってきます。そして、「上川乗」から7kmほど上ると「数馬の湯」という温泉が左に見えます。
「数馬の湯」を通過すると、斜度10%以上の急坂に突入します。
「さっきの温泉に入りたい…」 素直に思いましたが、戻るわけにも行かないので何とか頑張ります。すると、都民の森まであと4kmの看板が見えてきます。
これでちょっとモチベーションが上がったのですが、その先の「九頭竜橋」を渡ったら、
「標識に出さなくてもいいのに…」 もぅ、心折れそうです。
残り3kmはただただ上るしかない
それでも何とか頑張って上ると、旧料金所が見えてきました。ここまでくれば都民の森まであと3kmです。
小休止して上を見上げると…、
「見上げた私が間違いでした…」 残り3kmが大変と噂は聞いてましたが、噂は真実でした。
ここで引き返しても良かったのですが、この旧料金所で私より前から休んでいた男性がいたので、ここで引き返すとかっこ悪いので、とりあえず出発。
最初のカーブでいきなり斜度15%弱の上りです。引き返そうかと思って後ろを見たら、さっきまで旧料金所で休んでいた人も走り始めてる。もう、これで引き返せません。とにかく前進あるのみ!!
ダンシングをしたくても脚が残ってないので、1番軽いギアにしてシッティングで何とか回して上ります。カーブを曲がって坂を上がるととても見晴らしが良いのですばらしい景色が見えたかもしれませんが、もうそれどころじゃありません。ただただペダルを回します。
弱虫ペダルのヒメの歌を覚えておけばよかった・・・ 平均斜度8%の3kmの上りを何とか上りきり、都民の森へ到着!!感激よりもぐったり感が先に来ました。
武蔵五日市駅からの約30kmのタイムは1:30(小休止時間は省略)でした。初回にしてはまずまずではないでしょうか?2回目があるかは定かではありませんが…。
都民の森のおすすめグルメ
都民の森に入ると駐車場の奥に山小屋のような売店があり、ここでいろいろ食べれます。
そばなどもありますが、おすすめはカレーパン!
ここで揚げているので、揚げたてに食べると外はサクッと中はふわふわでおいしいです。また、都民の森は標高1000mの高地にあるので真夏でも涼しいくらいです。ですが、カレーの辛さが体を温めてくれます。
そのほか、ソフトクリームやお餅の磯辺焼き、クッキーなども売ってます。
下りは上りの半分の時間
さっと食事を済ませて来た道を戻ります。上りは1時間半ほどかかりましたが、下りはスリップやカーブに気をつけながらも時速40~60kmくらいで「上川乗」までノンストップで下ります。そこからは上り下りが繰り返されるので、勢いをつけながら高ケイデンスでペダリングの練習をしながら走っていくと、武蔵五日市駅まで50分弱で着きました。
さて、2回目があるのか?!
その前に坂嫌いを克服しておくために読んでおこうかと思います。]]>
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