M4のスペック
中身はとてもシンプルです。箱を開けると、本体2本と電源ケーブルが2個。これだけです。2つとも同じですが、1台がメイン(モデムと接続)で、もう1台が中継器になります。
ちなみに、スペックは2020年時点では申し分ないです。
ワイヤレス規格 | IEEE 802.11 ac/n/a 5 GHz, IEEE 802.11 b/g/n 2.4 GHz |
通信速度 | 2.4 GHz 最大300 Mbps 5 GHz 最大867Mbps |
周波数 | 2.4 GHz 5 GHz(自動選択) |
アンテナ | 2 内蔵アンテナ (各ユニット) |
CPU | Qualcomm CPU |
対応モード | ルーター・アクセスポイントモード |
サイズ | (高さ)190 × (幅)90 × (奥行き)90mm |
WAN/LANポート | 自動対応ポート × 2 |
設定手順
設定はアプリで行います。アプリ内のナビに従って進めていくだけなのでとても簡単です。
- Deco M4の電源を入れて、モデムに接続
- アプリに従って設定を進める
ただその反面、プロバイダーによって特殊な設定が必要な場合はカスタマイズへの案内が分かりづらいです。
設定の事前準備
アプリの手順に沿って進めます。まず最初に、
- 今まで使っていたWi-Fiルーターをモデムから外して電源を切る
- モデムの電源を落とす
- Deco M4の梱包物を開封
を行っておいてください。アプリは基本的にはインターネットに繋がなくても進められますが、後で説明するプロバイダーの接続設定が必要になる場合がありますので、その場合は携帯の回線などインターネットに接続できる回線を準備しておきましょう。
モデムとDeco M4の起動
Deco M4に電源を入れると、上部のマークが黄色に点灯します。(画像では白っぽく見えますが実際は黄色です)
一般的にモデムは起動に約2〜3分程度かかります。起動すると地球のようなマークが緑色に点灯するので確認しましょう。
一方、Deco M4の方も上部のマークが青く点灯すれば準備完了です。
Deco M4とアプリの接続
次にアプリに従って進むと、アプリ(スマートフォン)がDeco M4を探しに行くので少し待ちます。数分すると、SSIDが「Deco_XXXX」というWi-Fiが見つかります。
名前についてはDeco M4本体の裏側にプリントされているので間違って近所の人のを拾っていないか念のため確認しましょう。(といっても通常このあと設定するので、ここで他人のを拾う可能性はほぼゼロです)
Wi-Fiネットワークの作成(SSIDの作成)
次にWi-Fiネットワークを自分で作成します。通常、プロバイダーなどから指定されてルーターにシールが貼ってあるやつです。
Deco M4では自分で作成するので、SSID(KEY)とパスワードは必ずどこかにメモ・保存しておきましょう。
従来のWi-Fiから置き換える人は、家に多くの機器(スマホ、PC、TVなど)がある人はSSIDやパスワードを変更しなければならないのでかなり面倒なので、従来のSSID・パスワードと同じものを設定することをおすすめします。
※このとき、以前のWi-Fiルーターをモデムに接続しているとそっちと重複してしまうため、古いWi-Fiルーターは切断して電源を落としておきましょう。
Wi-Fiネットワークを作成すると、アプリがそのWi-Fiネットワークへ接続を試みるので少し待ちます。
Wi-Fiネットワークに接続が成功すると、続けてインターネットに接続テストします。
これで成功すれば終了です。お疲れさまでした。
接続失敗。ISPの設定が必要な場合
残念ながら、インターネットに接続ができない場合、「接続失敗」の画面になります。この場合、インターネットプロバイダー(フレッツ、Yahoo!など)の独自の設定をしなければなりません。
詳しくは「Wi-Fiルーター フレッツ 設定」などでググると出てきます。ちなみに、私の場合はニュージーランドのSparkという会社で、Set up a non-Spark modemという設定用ページがあり、「spark own wifi configuration」ググったら出てきました。
ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)の設定
アプリでISPの設定画面に進みます。 ここで「次へ」進まずに「VLANの設定」をクリックします。
ここで先ほど説明した各プロバイダーの設定情報を入力します。以下は私が契約しているSpark社の場合になります。
- Connection Type(接続タイプ):PPPoE
- Username(ユーザー名): [email protected]
- Passwor(パスワード):password
入力後、「NEXT(次へ)」をクリックして先に進んで再度接続を試みます。
通信速度
自室でテストを行ったところ、Deco M4に変えたら最大103Mbpsまで上がりました。(我が家の契約(Fibre)は最大下り100Mbps)
以前はつながらない事もあったので、そこから考えると劇的な進歩です。ちなみに、以前はWi-Fiルーターを1階に1個だけ置いていたのですが、1階では下りで100Mbps出ていたので、Wi-Fiルーター自体の速度性能はもともと悪くありませんでした。
ですので個人的には速度が上がったことよりも、しっかり繋がる事の方に感動しています。
バンドステアリング機能
その他、Deco M4でおすすめなのが、 「バンドステアリング機能」です。
一般的なルーターは2.4GHzと5GHzの2つの電波が飛んでいますが、Deco M4ではその2つの電波を自動的に空いている周波数に変えるので、PCやスマホ側でいちいち選択する必要がありません。
以前のWi-Fiルーターは2.4GHzと5GHzの2つのWi-Fiネットワークが別々に存在していて、私のノートPCでは、1階で使うときは5GHzを選んで、2階の自室で使うときに繋がらなくなったら2.4GHzを選んでいたのでその手間が省けて煩わしさがなくなりました。
ユーザー登録と子供の機能制限
Deco M4ではアプリ内で利用者の登録ができて、登録者ごとに簡単に機能制限をつけられます。なので、子供を登録して保護者による制限をつけることで、子どもたちが安心してインターネットを楽しめるようにできます。
我が家では娘のiPadでは2時間/日、有料サービスの利用不可を設定しています。
レビュー:コスパ最高、ITに詳しくない人でも簡単設定
一言で言えば、Deco M4を買って大満足です。繋がりにくかった自室でも快適に使える事に満足したのはもちろんですが、それがわずか1万円ちょっとでできてしまったし、設定自体も1時間もかからずに終わったので、設定をしたことがない人でも戸惑うことなくできると思います。
あとは、バンドステアリング機能や機能制限などは買ってから気づいたのですが、これもなかなか便利です。
もし、
- 自宅の一室がWi-Fiが繋がりにくい
- 回線速度が遅い
- 子供のインターネット使用を規制かけたいけど、良い案がない
- Wi-Fiルーターにそんなにお金をかけたくない
と言ったことで悩んでいる人にはDeco M4はとてもおすすめです。Amazonなどで購入できますので、興味のある人は下記をクリックして商品を詳しく見てください。
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