2020年10月14日に、Googleアナリティクスのアップデート(GA4)が発表されました。以前よりWeb+Appとしてすでにリリースされていましたが、その正式版となります。
中でも注目すべきアップデートはBigQueryへデータをExportできる機能でしょう。従来のユニバーサル アナリティクスでは、毎月100万円以上費用がかかるGA360ユーザーでなければできませんでした。Web+Appプロパティではオフィシャルではありませんでしたが、Firebaseの設定でGoogleアナリティクスのデータをBigQueryにExportできるようになっていました。
GA4からBigQueryへのエクスポート方法
GA4(旧App+Web)プロパティのデータをBigQueryにエクスポートするには、両者をリンクする設定が必要です。
管理画面→プロパティを選択します。
下の方にある「BigQueryのリンク設定」をクリックします。
GA4プロパティなのに、「BigQueryのリンク設定」ボタンが表示されない場合があります。このような場合は「データストリーム」の設定が未設定の場合があります。
「データストリーム」を開いて「ウェブ」タブをクリックします。そこにデータストリームが登録されている事を確認してください。
「BigQueryのリンク設定」をクリック後、右上にある「リンク」をクリックします。
「BigQueryプロジェクトを選択」をクリックし、プロジェクトを選択します。
このとき、今までGoogle Cloud Platform(GCP)でプロジェクトを作成したことがない人は、プロジェクトの作成や支払いの設定等が必要です。
プロジェクトを選択して「確認」ボタンを押します。
データロケーションを選択して、「次へ」ボタンをクリックします。このときロケーションはどこでも構いませんが、特に理由がない場合は米国(US)で良いです。
データストリームの「Edit」をクリックして、プラットフォームが「ウェブ」となっているデータストリームを選択します。ストリーム名は任意なので、違う場合があります。
また、頻度は「毎日」を選んでください。「ストリーミング」を選ぶとGCPの料金が高くなるので注意してください。
最後に「送信」ボタンを押したら完了です。
翌日、BigQueryの指定したプロジェクト内に analytics_プロジェクトID のデータセットが作成され、その中に events_YYYYMMDDテーブルが作成されます。
もし、テーブルが作成されていない場合は、別のプロジェクトを開いている可能性がありますので、プロジェクトを変更してみてください。
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