激しい守備が失われたアトレチコ【第13節】ビジャレアルvsアトレチコ・マドリード

リーガエスパニョーラ

ビジャレアル 1-1 アトレチコ・マドリード

2分 0-1 オウンゴール
79分 1-1 オウンゴール


開始早々に相手のオウンゴールで先制したアトレチコ・マドリードだったが、今シーズンの好成績の要因だった激しい守備がこの試合では前半30分暗いまでしか続かず、それ以降はほとんどビジャレアルに押し込まれる展開だった。

とはいビジャレアルも形を作ってもゴールチャンスまでには持ち込めず、後半に同点に追いついた後も主導権を握り続けたが、逆転する事はできなかった。

連戦による疲労や怪我でベストメンバーを組めない両チーム。主導権を握っている時に点を取れないのが痛かった。

【勝負の分かれ目】マルセリーノ監督の交代采配

前半途中からアトレチコ・マドリードの中盤の守備が緩くなったため、ビジャレアルは中盤でつなげるようになった。中盤の底のピナがカニやペレスへパスをつなぎ、サイドからテンポの良いパスをまわせるようになった。

ビジャレアルペースの中で、マルセリーノ監督はピナとペレスをトリゲロスとアキーノに代えた。良い流れの中で一気に2選手を代えるのは驚きだったが、代わったトリゲロスやアキーノの右サイドからの突破が増えた。
また、3人目の交代で入ったFWペルベはその後すぐにPA内をドリブル突破して崩したのが同点ゴールに結びついた。

マルセリーノ監督の采配が見事に当たった。

【ビジャレアルの課題】激しいプレスの対策

同点に追いついたビジャレアルだったが、序盤はアトレチコ・マドリードのプレスに何もできずに苦しんだ。9節の対ビルバオ戦でも相手のプレスをかわせずに劣勢を強いられた事からも、ビジャレアルは中盤でつなげないと苦しい展開になってしまう。

パス回しと運動量で相手の中盤のプレスをかわす事ができなければならない。ただ、それだけでなく、前線でキープできる選手が必要だ。
ウチェ、ジョナタン・ペレイラはスピードで抜けるタイプなのでなかなか難しく、ドス・サントスはキープできるが、体格が小柄な事もありロングボールの競り合いは苦手だ。

今シーズンのバルセロナのようにパスワークだけでなく、ロングボールでもチャンスを作れるようになれば、相手も中盤に容易にプレスにいけなくなるだろう。

【アトレチコ・マドリードの課題】運動量を補う攻撃と守備

シメオネ監督はこれまでスタメンをあまり代えなかった。
しかし、リーガ、欧州チャンピオンズリーグ、国王杯など、試合が増えいていくため、選手のローテーションが必要だ。
しかし、この試合のように選手の運動量が落ちてしまうと、ラインが下がってしまうため、ジエゴ・コスタやビジャのカウンターもサポートが遅れてしまい、チャンスがふたたびピンチになってしまう。
また、攻撃でもジエゴ・コスタやビジャが孤立してしまい、攻撃が単発に終わっている。そのためには中盤の運動量を維持させるか、引いてもカウンターが狙えるようにしなければならない。

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