*

Jリーグは海外から注目されているのか?

世界から注目される?Jリーグ

セレッソ大阪に今シーズンから加入したディエゴ・フォルランがようやくフィットし始めてきましたね。
また、サンフレッチェ広島の佐藤の第2節のボレーシュートが海外でも話題になった事から、「Jリーグは世界からどの程度注目されているのだろう?」と思ったので、similarwebを使って各国のサッカーリーグを調べてみました。

※similarwebについては「競合調査の前に、あなたの競合サイトはどこかご存知ですか?」を読んでもらえるとわかります。

日本と世界の比較

まずは、欧州の主要リーグと2014年3月のデータで比較してみました。

リーグ Jリーグ イングランドプレミアリーグ リーガエスパニョーラ ドイツブンデスリーガ セリエA UEFA
国内順位 826 134 1,141 71773 1621 5330
月間訪問者数 690K 31M 990K 700K 750K 14M
平均滞在時間 12分 6分 4分 2分 3分 4分
平均PV数 14 5 4 3 3 4

訪問者数はリーガエスパニョーラやドイツブンデスリーガ、セリエAとは大差はありませんが、イングランドプレミアリーグとは大きな開きがありますね。

ですが、平均滞在時間や平均PV数はとても多いのがわかります。選手データや試合結果だけでなく、リーグ戦以外にもACLの試合レポートもあり豊富なコンテンツが要因かと思います。

Jリーグは国内からのアクセス比率が高い

次に、各リーグのサイトがどこから見られているか国別に調べてみました。

Jリーグ

  • 日本 90.58%
  • アメリカ 1.69%
  • 香港 1.45%
  • 韓国 1.13%
  • シンガポール 0.56%

イングランドプレミアリーグ

  • イギリス 33.38%
  • アメリカ 15.57%
  • アイルランド 5.04%
  • インド 4.10%
  • オーストラリア 3.84%

リーガエスパニョーラ

  • スペイン 71.29%
  • アメリカ 4.32%
  • イギリス 2.73%
  • メキシコ 1.38%

イタリアセリエA

  • イタリア 71.47%
  • アメリカ 3.53%
  • イギリス 2.45%
  • 日本 1.27%
  • コロンビア 1.10%

UEFA

  • アメリカ 15.55%
  • イギリス 7.45%
  • ドイツ 4.35%
  • イタリア 3.67%
  • ロシア 3.54%

Jリーグは日本国内からのアクセスが全体の90%を占めています。それに対して欧州のリーグは高くても70%程度で、イングランドプレミアリーグは33%しかなく、アイルランドを含めても38%程度です。
プレミアリーグは世界的に有名なので国内比率が低いのは予想できます。私はオーナーの出身国などからロシアやタイ、中国あたりからのアクセスが多いと予想していましたが、アメリカやインド、オーストラリアといった古くからつながりがある国からのアクセスが多いのが特徴です。

アメリカスポーツと比較

次は、スポーツビジネスの本場のアメリカのメジャースポーツと比較してみました。

Jリーグ MLS NFL NBA
月間訪問者数 690K 5.3M 30.5M 92M
平均滞在時間 12分 5分 11分 6分
平均PV数 14 4 3 4

訪問者数が桁違いに多いところがさすがITの最先端とスポーツが根付いている国だけあります。
特にNFLに関してはオフシーズンでも月間3000万人もおり、シーズン中は4倍になっています。
アメリカのメジャースポーツは観客動員数も多いのにネットの訪問者数が多いのは、動画やネットでニュースを流すなど試合を生観戦できなくてもフォローできるようにオンラインによるファンとの接点があり、ファンの心をつなぎ続けているのでしょうね。

アジアと比較

では、隣の韓国やサッカーが盛んなタイと比較してみます。

Jリーグ 韓国Kリーグ タイプレミアリーグ
国内順位 826 2927 5639
月間訪問者数 690,000 65,000 50,000
平均滞在時間 0:12:28 0:07:06 0:03:01
平均PV数 14.34 10.12 4.11

タイだけでなく韓国も訪問者数が少なく、国内順位もです。
韓国やタイでは国内リーグの観客動員数がとても少なく深刻な問題となっているようですが、これがサイトにもつながっていると思われます。鶏と卵の関係のようにどちらを先にしたら増やせるかはわかりませんが、逆に言えばサイト訪問者数を増やさないと観客動員数も増えないかもしれません。

しかし、Kリーグはオーストラリアや中国から、タイプレミアリーグは日本以外にもフィリピンからの訪問があります。このあたりは日本も参考になるでしょう。

プロ野球と比較

続いて日本のプロスポーツでもっとも話題が集まるプロ野球と比較してみます。

Jリーグ プロ野球
国内順位 826 2327
月間訪問者数 690,000 450,000
平均滞在時間 0:12:28 0:02:46
平均PV数 14.34 4.68

Jリーグのほうがいずれも大きく上回っています。
プロ野球のオフィシャルサイトは選手データや過去の成績などは豊富なのですが、動画や毎日見たくなるようなコンテンツはJリーグと比べるとかなり少ないです。
そう考えると国内やアジアで比べるとJリーグはかなりやっているかと思います。

Jリーグの海外戦略

最後に、similarwebではどこから訪問しているのかもわかります。なかでもSNSに関してはTwitter、Facebook、Youtubeなどの比率もわかりますので、SNSからの流入が多ければファンとのコミュニケーションが取れているのかと思いますので、訪問比率を比較してみます。

Jリーグ イングランドプレミアリーグ リーガエスパニョーラ ドイツブンデスリーガ セリエA UEFA
SNS比率 5.28% 1.97% 3.88% 7.59% 2.11% 6.87%

JリーグはSNSからの流入が多いですが、ブンデスリーガが群を抜いているのがわかります。
下のSNS毎の比率を見てみるとわかりますが、ブンデスリーガがYoutubeからの流入比率が他よりも格段に高いです。流入数で見てもプレミアリーグは35,000件で、訪問者数が1/40以下のブンデスリーガは約半分の18,800件もあります。Jリーグはわずか400件程度しかありません。

Jリーグ イングランドプレミアリーグ リーガエスパニョーラ ドイツブンデスリーガ セリエA UEFA
Twitter 29.55% 13.43% 37.76% 21.36% 3.93% 9.53%
Facebook 49.88% 58.94% 29.52% 18.54% 70.31% 65.85%
Youtube 1.15% 5.80% 1.67% 35.36% 2.85% 0.47%

JリーグはSNSとアジア戦略の強化が必要

これらの情報から、Jリーグは決して海外から注目されているとは言えません。

これを解決する鍵は「アジア戦略」と「SNS対策」ではないでしょうか。

SNSではYoutubeを強化すべきでしょうし、アジア戦略ではKリーグへのアクセスが多いオーストラリアや中国は力を入れるべきでしょう。さらに、Jリーグのアジア戦略やFIFAランキングの観点からタイ、フィリピン、マレーシアあたりも力を入れるべきではないでしょうか。

オフラインの活動は積極的に行っていますが、欧州で最も成功しているイングランドプレミアリーグやUEFAのようにオンライン施策も必須です。
Jリーグのインターネット戦略にも注目してはいかがでしょうか?

いいね!

この記事にいいねやツイートしていただけると嬉しくなって、これに関するブログをもっと書きます!

さらにこれらも読まれてます

Pt engine

「説明が読まれていない!」ヒートマップツール「Pt engine」を使ってみて分かった事【Web解析】

先日、ヒートマップツールのPt engineをサイトに入れたことを書きましたが、その後どうなっている

記事を読む

横浜Fマリノス

横浜Fマリノスが優勝しなくて良かった理由

債務超過、減資を乗り越えて連覇した広島 2013シーズンのJ1は、残り1節時点で首位を走っていた横

記事を読む

4844331841_150

スマートフォンのアトリビューション分析で注意すべき2つの落とし穴

アトリビューション分析が必要な理由 いろいろな広告がありますが、一般的なツールや広告媒体からのレポ

記事を読む

胴上げ

いまさらですが、私が徳島J1昇格を嬉しく思う2つの理由

西川さんお別れ会の胴上げ / nishioka 徳島ヴォルティスJ1昇格 先週はとてもうれし

記事を読む

Pt engine

スマホ、タブレットの解析&ヒートマップが魅力的な「Pt engine」を入れてみました【Web解析】

スマートフォンユーザーの目線をヒートマップで確認 スマートフォンの解析で話題となっている「

記事を読む

コトラーのマーケティング・コンセプト

マーケティングを一から学び直す人におすすめしたい本

マーケティングの目的 マーケティングと一言で言っても、マスマーケティングやダイレクトマーケティング

記事を読む

ジェットストリームアタック

祝、京都サンガ トリックFK成功!次にやってほしいFKはこれだ!

トリッキーFK成功 今シーズン、ヴァルデイル・バドゥ・ヴィエイラ新監督を迎え、結果は出ていませんが

記事を読む

なぜあなたのECサイトは価格で勝負するのか?尼口友厚

「唯一化」でECの価格勝負から脱却~なぜあなたのECサイトは価格で勝負するのか?【書評】~

著者はECのコンサルティング会社の代表で数年前から海外で人気のあるECを自身のブログ「海外ECサ

記事を読む

J2プレーオフ進出争い予想【Jリーグ】

2013シーズンのJ2のJ1プレーオフ進出争いは最終節を残して3位京都は決まっているが、残り3枠を4

記事を読む

setplay_140310

J2京都サンガのトリックFKをフットサル日本代表が実践済み【Jリーグ2014】

京都が福岡戦で珍しいトリックFK J2京都サンガが全員が固まって、蹴る瞬間に一気に走りこむ珍しいト

記事を読む

: 最終更新日:2015/08/06

Message

メールアドレスが公開されることはありません。


*

PR admax

PAGE TOP ↑