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ライアン・ベイダーが上位フィル・デイヴィスを下すもライトヘビー級タイトル争いは遠い?【UFC182.5】

ライアン・ベイダー

ランキング上位同士の対戦もモチベーションが保ちにくい

UFCのライトヘビー級は3週間前にジョン・ジョーンズがコーミエ相手に8度目の防衛を果たしたばかりで、その後発表されたように、ジョン・ジョーンズは薬物使用で今後の復帰時期はまだ未定だ。

さらに、同じ日のメイン・イベントで戦うランキング1位のアレクサンダー・グスタフソンと3位のアンソニー・ジョンソンの勝者が次の挑戦者になることがほぼ決定している。そのため、現在ランキング5位のフィル・デイヴィスと7位のライアン・ベイダーがすぐにタイトルマッチというわけにはいかないのでとてもモチベーションが保ちにくい。

とはいえ、4位のラシャード・エバンスの上、欲を言えば3位のアンソニー・ジョンソンがメイン・イベントで敗れたらその上にまでランキングを上げておけば、その次のタイトルマッチの挑戦権を得る可能性は高くなるので、この試合は内容よりもまずは勝利という結果を残してランキングを落としたくない。

UFC随一のリーチを持つレスリング出身実力者 フィル・デイヴィス

現在ランキング5位のフィル・デイヴィスはレスリングで活躍し、全米学生選手権で優勝、オールアメリンカンも4度選出された実力者。身長は188cmと突出したわけではないが、リーチが2mとUFC最長と言われるジョン・ジョーンズに匹敵する事で有名だ。

総合格闘技の戦績は16戦中13勝2敗1無効試合で、レスリング出身とあって一本勝ちや判定が多く、パンチによる1R TKO勝利は2009年まで遡らなければならない。しかし、KO負けや一本負けをした事がないので手堅い戦いができるのが持ち味だ。

最近3試合では強豪相手に2勝1敗と勝ち越している。しかし、飛ぶ取り落とす勢いのアンソニー・ジョンソンに勝利していれば、この日のメインイベントのアレクサンダー・グスタフソンの相手に名乗り出れただけに、この敗戦はとても痛かった。

UFC179 グローヴァー・テイシェイラ 判定勝利
UFC172 アンソニー・ジョンソン 判定負け
UFC163 リョート・マチダ 判定勝利

驚異の身体能力でタックルが得意なグラップラー ライアン・ベイダー

ランキング7位のライアン・ベイダーもレスリングで活躍し、アリゾナ州立大学時代には現UFCヘビー級王者のケイン・ベラスケスとチームメイトだった。その後、TUFシーズン8でライトヘビー級トーナメント優勝したことで有名になった。
レスリング出身なだけあってタックルからのマウントなどが得意で、特にロングレンジから一気に間合いを詰めての両足タックルや接近戦での粘り強いタックルが持ち味だ。

総合格闘技の戦績は19勝4敗で、過去にはジョン・ジョーンズやグローバー・テイシェイラ、リョート・マチダ、ティト・オーティズに敗れている。しかし、ここ1年では3連勝しており、中でもマウリシオ・ショーグンを秒殺KOしたオヴィンス・サンプルーにも勝利している。

オヴィンス・サンプルー 判定勝利
ハファエル・フェイジャオ・カバウカンチ 判定勝利
アンソニー・ペロシュ 判定勝利

レスリング同士によくある手堅い凡戦

両者ともレスリング出身で、しかも最近の試合がすべて判定となっていることからも想像できるように、静かな立ち上がりとなった。
互いに有効打は無く、ジャブやキックからタックルに入ろうとする程度であっさり1Rは終了する。

2Rもに入っても変化は見られず、ベイダーは何度かタックルを試みようとするも、デイヴィスは長いリーチを生かした遠目からのジャブでベイダーを中に入らせない。終了間際にもつれあいからデイビスがベイダーの片足タックルを切ってバックを取るも攻めきれずにゴング。

1R、2Rともにどっちがとったか分からないが、3Rも積極的に仕掛けようとせず時間だけが過ぎていく。終了間際にデイヴィスがタックルに行ったが差し合いになった後に、ベイダーがバックを取る。
しかし、時間がなくベイダーがそのままデイヴィスにバックドロップをして終了。

判定は2-1でベイダーが勝利した。
判定が割れた上に3人ともが29-28と1ポイント差だったように、お互い有効打がほとんど無く、しかも積極性も欠けていた。

ベイダーは次戦の内容次第でタイトルマッチか?

ベイダーはこれで4連勝。しかしすべては判定勝ちで、19勝のうち9試合が判定勝利とインパクトを残せていない。
そのため、タイトルマッチに進むには次の試合でダニエル・コーミエかラシャド・エヴァンスあたりと対戦して、良い内容で勝たなければ難しいだろう。

デイヴィスは後がない?!

フィル・デイヴィスはこの1年の4試合で2勝2敗となった。敗れた相手がライアン・ベイダーとアンソニー・ジョンソン、勝利したのも6位のグローバー・テイシェイラ、ライト級3位のリョート・マチダといずれも強豪ではあるが、すべて4試合すべて判定なので印象が悪い。

今後は8位のオヴィンス・サンプルーあたりと対戦するのでは?と予想されるが、個人的にはUFC170でダニエル・コーミエに敗れたがその後3連勝中でランキング15位のパトリック・カミンズあたりと対戦すると面白いと思う。

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: 最終更新日:2015/08/06

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